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星を見よう

星を見るためのノウハウやコツを簡単にまとめてみました。

星を見る前に

星を見る前にいくつか準備があります。意外と見落としがちでなので忘れないようにしましょう。

防寒対策は十分に

星を見ていると、予想以上に冷えてきます。歩いたり動き回ったりしているならまだしも、星を見てる時はじっとしていることが多いです。寒い中長時間じっとしているのは、想像以上に冷えてくるものです。また星を見るのは標高の高い山であることが多いので、平地よりもずっと気温が低いです。真夏でも明け方には長袖が必要になってきます。防寒対策は、必要以上と思うほど用意しておいた方が無難です。

星見道具

星見道具手ぶらで星を見に行かずに、持っておいた方がよい星見道具があります。これは初心者の星の観望だけだけでなく、天体写真撮影や観測をする中・上級者まで共通する道具です。星見の基本セットと言ったところです。1つのケースにまとめて入れておくと便利かもしれません。

まず「星座早見盤」は必修道具です。どこにどんな星座や星が見えているのかを簡単に調べることができます。星座が分かる人でも、雲に隠れたりまだ空が明るくて星が分かりにくい時、前準備にも役に立ちます。サイズはコンパクト版から大きなもの、シンプルなものから多機能なものまで様々ですが、自分が使いやすいと思うものがよいでしょう。初心者であれば大きめでシンプルな物がオススメです。カメラ屋や本屋、オンラインショップなどで手に入ります。「方位磁石」もあると、便利です。

そして、重要なものに懐中電灯があります。目が暗闇に慣れて星が見えるようになるには10分以上の時間が必要です。ところがそこに懐中電灯の光が入ると、せっかく暗闇に慣れた目が台無しになってしまいます。そこで、減光した「懐中電灯」が必需品です。できれば先に赤いセロハンや赤いガムテープを貼ったものがベストです。赤は人間が一番眩しくない色なので、同じ光量でも刺激が少なくなります。車のテールランプが眩しくないのも同じ理由です。むやみに懐中電灯を付けたり、携帯電話の白いライトを付けるのはNGです。また、いくら減光していると言っても、点灯は必要最低限に留めておきましょう。他に星図や星空ガイドブック、時計や椅子など、必要に応じてアウトドア用品もあると便利です。

星を見る

星座が分からなくても、ただ星を眺めているだけでも楽しいです。でも、星座やその星の名前が分かればもっと星空を楽しむことができます。田舎の暗い空はもちろん、住宅街でも見れる星があるので、ぜひちょっと知識を蓄えて星空を眺めてみてください。

星の明るさ

星には明るさがあります。明るい星から1等星、2等星、3等星と続いて行き、肉眼では6等星まで見ることができます。一番明るい星は1等星だと思っている人が多いですが、実は更に明るい星に、0等星、−1等星、−2等星と続いて明るくなっていきます。また等星の表し方は整数だけではなく、正確には小数点まで続きます。例えばこと座のベカは一般に1等星と言われますが、正確には0.03等星です。

恒星と惑星の違い

太陽は自ら光り輝いている「恒星(こうせい)」という種類の星です。そして、地球のように太陽(恒星)の周りを回っている星を「惑星」と言います。惑星は自ら光っているのではなく、太陽の光を反射して輝いています。夜空に星座として見えている星は、実は全て太陽のような恒星です。宇宙には太陽のような星がたくさんあります。そして、それらの恒星は地球からとても遠い距離にあります。ですので望遠鏡で拡大しても、遠すぎて点にしか見ることができません。一方惑星は地球から近いので、見かけ上の大きさ(面積)があります。恒星のように点でしか光ってないと、途中地球の大気で揺らされ、キラキラと瞬いてしまいます。これが、「キラキラ光る お空の星よ♪」のようになっている理由です。一方惑星は見かけ上面積を持っているので、ある部分が揺らいでも、他の部分で補うことができます。ですので肉眼で見た時に惑星は恒星のように瞬かず、一定に光っています。キラキラしてるか一定に光っているか、これが惑星と恒星の見分け方です。

惑星を見よう

3天体接近 星座早見盤はその時に見えている星座を調べることができて便利です。ところが星座早見盤に惑星は載っていません。惑星は星座と違って不規則な動きをするので、星座早見盤には載っていないのです。文字通り「惑う星」と言われる由縁です。ですのでネットや天文雑誌、天文ソフトなどで場所を確認する必要があります。ところで土星や木星って望遠鏡を使わないと見れないんじゃないの?と思っている人が多いですが、それは大きな間違いです。望遠鏡どころか肉眼で、しかもマイナスの等級で輝いています。恒星よりもずっと明るく、夜空で最も明るく輝いているのです。大都会からでも簡単に探すことができます。金星、火星、木星、土星は、明るいので簡単に探せます。特に金星は宵の明星、明けの明星と言われるくらい明るく、最大−4.8等星の明るさです。全天で一番明るい星で、UFOと見間違えて警察などに通報する人がいるほどです。
(写真は金星、木星、月の接近時の様子です。)


星座を見よう

星座は全天で88個あります。日本から見えない南半球の星座もあるので、日本から全てを見ることはできません。たくさんある星座の中でも、特に1等星がある星座は有名なことが多いです。例えば夏の星なら、はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルの3つの星を結んだ「夏の大三角」は有名です。他にも、冬はオリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンの3つの星座を結んだ「冬の大三角」が有名です。他にも様々な星座や1等星の結び方があります。これらは数が多いため、他のサイトや本に譲ることにします。1つの星座の学び方として、プラネタリウムではその日の星空を解説してくれ、さらに本で見るよりも本物に近いので分かりやすいです。

毎月の星空

毎月の星空を載せています。どうぞご利用ください。
時刻は大阪に設定しているので、東京の場合は-20分、福岡は+20分してください。
惑星・月は載っていません。星図はステラナビゲータ8で製作しています。

各月上旬:21時頃 中旬:20時頃 下旬:19時頃

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